ACT距離計算パッケージ Version 7.0 発売

2013年1月28日
アドバンスド・コア・テクノロジー株式会社

「ACT距離計算パッケージ」は、デジタル道路地図を使用して任意の地点間の所要時間や走行距離、通行料金を算出する業務向けルート計算システムです。この度、新たに最適拠点立地計算機能、最短ルート計算機能を強化した新バージョンを2013年3月上旬に発売いたします。

■最適拠点立地計算機能(機能強化) 

最適拠点立地計算機能は、配送センタや営業拠点の最適な立地を計算する機能。拠点から納品先までの走行距離(または所要時間)と納品先の荷量との積の総和が最小になる地点を算出します。

従来の機能は、複数の候補地点の中から指定した数の最適拠点を選択するものでしたが、新バージョンでは、道路データのすべての交差点(ノード)の中から最適な1点を探索する機能が新たに追加されます。配送拠点や営業拠点の立地分析に活用できます。

 

【従来】候補地点から複数地点を選択

【新機能】最適拠点位置を計算

最適拠点立地_thumb[1] 最適拠点立地計算_thumb[1]

(注)上図は三井造船システム技研株式会社「市区町村行政界地図」を使用しています。

 

■最短ルート計算(機能強化)

最短ルート計算は、複数の地点を巡回する最短巡回経路(巡回セールスマン問題)を計算します。従来の機能では、出発地点と到着地点を固定した巡回ルートを計算したが、新機能では、これに加えて、

(1)出発地点のみを固定した場合(往路を最短にする計算)

(2)到着地点のみを固定した場合(復路を最短にする計算)

(3)出発地点、到着地点を固定しない場合

について最短巡回順路を計算することができるようになります。


■主要機能一覧

 

ルート計算:

指定した複数地点を経由するルートの時間・距離を計算

 

最短ルート計算:

指定した複数地点の巡回セールスマン問題を解き最短巡回ルートを計算

 

到達圏計算:

任意の1地点から一定時間または距離で到達可能なエリア(多角形)を計算

 

流入圏計算:

任意の1地点へ一定時間または距離で流入可能なエリア(多角形)を計算

 

地図分割計算:

複数の地点を起点として地図範囲を各起点の最寄エリアに分割

 

区間距離表計算:

複数地点間の所要時間・距離のマトリクスを作成

 

2点間距離計算:

複数の発着地間の所要時間・距離を一括計算

 

最適拠点立地計算:

トンキロが最小になる地点を算出

 

複数到達圏一括計算:

複数の到達圏または流入圏を一括計算

 

経由道路名出力:

走行ルート上の道路名称・交差点名称の出力

 

通行料金計算:

高速道路、有料道路の全車種(二輪・軽~特大車)の通行料金計算


■アプリケーション・インタフェース
距離計算コアのAPIを公開。お客様の業務に合わせてカスタマイズを行うことができます。また、ACT距離計算パッケージの過去のバージョン(Version 2.0以降)、および、A-Calc、R-Calcとの互換性を維持しておりますので、既存のアプリケーション資産を有効にご活用いただけます。

■価格

  新規ご購入価格: 200,000円(1CPU・税抜き)
  バージョンアップ価格: 100,000円(1CPU・税抜き)

  (注1)ネットワーク構造を持つデジタル道路地図、MapInfo Professional等のGISが別途必要です。
  (注2)バージョンアップ対象製品:ACT距離計算パッケージ Version 3.0~6.0、A-Calc、R-Calc

■出荷開始時期

2013年3月上旬

ACT距離計算パッケージ 機能解説...


ページトップ